食品の新たな価値を探索
宇都宮洋才先生が所属する大阪河﨑リハビリテーション大学の機能性医薬食品探索講座では、和歌山県の特産品を中心に、我が国の歴史の中で培われてきた伝統医学の中核を形成する医薬、食材、鍼灸をはじめとする癒しの技術などを研究対象に、その作用機序の解明、有効性および現在医療における有用性の評価、健康増進面での新たな効果・効能の解明などを課題に取り組むことにより、新たな価値の創造をめざすと共に、ひいては県の活性化、国民の健康福祉向上に貢献する事を目的として活動しています。
機能性医薬食品探索講座の研究計画
- 食品の摂取により慢性胃炎に及ぼす影響
- 食品摂取による萎縮性胃炎進展制御の検討
- 化生性胃炎症例に対する食品摂取効果に関する検討
- ヘリコバクター除去後の胃粘膜に対する食品の作用
- 食品摂取による腸内細菌に関する研究
研究成果
特許番号:第4081678号 | 梅の中には、胃に障害を及ぼすヘリコバクターピロリ菌の運動能力を阻害または抑制する効果のある物質が含まれていることを見いだし、その物質の構造についても分析することに成功しました。この知見に基づいて、特許を取得することができました。(2009年12月) |
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特許番号:第4403457号 | 梅の中には、血糖値の上昇、肥満等に関連づけられる酵素(α-グルコシダーゼ)の働きを効果的に阻害する成分が含まれていることを見いだしました。この研究成果についても、特許を取得しました。(2008年2月) |
大阪河﨑リハビリテーション大学
機能性医薬食品探索講座
教授 宇都宮洋才
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